クオリティと楽しさを両立するための運営体制の変更
続いて,グラナド・エスパダの今後の運営に関わる話題が語られた。
●クオリティアップのため2週間単位から3週間単位へ
まずは,アップデート方針の変更についてだ。以前は「週間アップデート」ということで,新しいコンテンツを迅速に提供していく体制を整えていたのだが,アップデート速度にプレイヤーがついていけなくなったので,2週間アップデート体制に改められたというのは,1年半前の出来事だった(関連記Dragon Quest 10事)。最近は,コンテンツ供給自体は進んでいても,そのクオリティが低下してきたということで,クオリティ維持のため開発にもっと時間をかけることになったという。今後は,3週間に1回の新コンテンツ投入のサイクルに変更される。
そして,低下してきたコンテンツの魅力を補うため,既存ミッションでの報酬は上方修正されていくことになるという。
●ワールドクロスPVPに新モード
サーバーを超えて対戦できるワールドクロスPVPでは,新たに装備品を同条件にした固定アイテムモードが追加され,装備差DQ10によらない対戦が楽しめるようになるとのこと。総勢100人のキャラクターを自由に使えるので,キャストキャラクターのお試しとしても有効だろう。
●射撃スタンスの上方修正
このところなにかと不遇だった射撃キャラが復権する。射撃スタンスを全面的に上方修正することで,活躍の機会が大きく広がりそうだ。
●毎月行われるキャラクターバランス調整
キャラクター間のバランスを調整するため,弱いキャラを強くしていく作業を毎月行っていくとのこと。すでに100人を数え,さらにかなりハイペースで追加されていくので,毎月何人かのキャラが調整されていくことになるのだろう。
●上位派閥の撤廃
王党派と共和派に分かれて展開していたグラナド・エスパダの覇権戦争などのコンテンツだが,ストーリー展開とともに,それらの上位派閥が登場するに至って,派閥間の対立がゲームプレイに支障を与えるようになってきたという。そこで上位派閥は,ばっさりと撤廃し,王党派と共和派だけの体制に逆戻りすることになった。
●ブリスティアへ自由に渡航可能に
ブリスティアに渡るための前提クエストが撤廃され,自由に渡航できるようになる。
●運営方針のリニューアル
運営方針の変更については,先日のインタビューでも触れられていたのだが,具体的な項目として,
サーバーがパンクするまで新ワールドは作らない
各ワールドに担当GMを置く
カンストキャラでスタートできる仕様の堅持
定期的なアップデートとイベントの提供
ガチャは月1回に
などが挙げられた。
公式サイトについても,より利便性を上げるように一新するとのこと。関連項目を順に見てみよう。
●ワールド統合
ユーザーアンケートなどの結果から,ワールド統合が決定された。現在の6ワールドから4ワールドに,具体的にはセレスタイトとレグランド,アゲートとラピスラズリの4ワールドが統合されることになる。統合により人数が増えることで,より多人数コンテンツを遊びやすくなる。ワールド自体への負荷拡大にはチャンネル数を増やすことで対応するとのこと。ワールド統合は,7月16日から実施される。
●運営体制の変更
以前のインタビューでも語られていたように,ゲーム内コンテンツのクオリティアップに従事する部隊と,ユーザーサポートに従事する部隊に分けての運営が行われることになった。
各サーバーには専任GMが就き,より密接なサポートを行うという。
ラピスラズリ&アゲート GMガイズ
スピネル GMグレア
ダイアモンド GMピノッキ
レグランド&セレスタイト GMフォルティス
また,これらのGMには毎月の予算がvisで与えられ,それを使ったイベントなどを自由に展開できるようにしていくという。その運用方針については座談会などで決定される模様だ。それぞれのワールドで人気になったイベントは,ほかのワーdq10 rmtルドでも展開されていき,全体的にプレイヤーの満足度を上げていくとのこと。
サポート面では,新たにSkypeを用いたサポートも始まる。