「Dragon's Prophet」は「永住型」
アエリアがサービス中のMMORPG「Dragon's Prophet」は,ドラゴンというキーワードを軸に作られたファンタジーワールドだ。“ドラゴンと契約し,その背にまたがって大地や空を駆け巡る”というテーマと,アクション性の高いゲームシステムが注目を集めている。まだゲームの全貌が見えているわけではないが,正式サービス開始直後というタイミングで,今後の同作がどこを目指しdq10 rmtていくのかを,アエリア「Dragon's Prophet」統括プロデューサー 藤山拓也氏とアエリアお客様支援チーム 伊久見沙織氏に聞いてみた。
4Gamer:
本日は「Dragon's Prophet」に関していろいろお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
藤山拓也氏(以下,藤山氏):
統括プロデューサーの藤山と申します。よろしくお願いします。
伊久見沙織氏(以下,伊久見氏):
お客様支援チームで,お客様サポートをさせていただいております,伊久見沙織です。よろしくお願いします。お客様に対応するフロントとしてのお仕事に加え,いただいたご意見をゲームに反映させるための業務を行っております。
「Dragon's Prophet」統括プロデューサー 藤山拓也氏(左),お客様支援チーム 伊久見沙織氏(右)
4Gamer:
正式サービス開始から1か月ほどになりますね。オープンと同時に,新ワールド「ワイバーン」が実装されるなど滑り出しは好Dragon Quest 10調のようですが,プレイヤーからの反応にはどういったものがありましたか?
藤山氏:
オープン当初はトラブルもありましたが,日々お客様が増え続けている状況です。たくさんのお客様から叱咤激励をいただいているので,そうしたお声を実現するために日々取り組んでいます。
スタート直後には「ゲーム内メッセージのテキストを直してほしい」というご意見が多かったのですが,こちらに関しては最優先で修正を行っています。毎日のように更新を行っていますので,割と早い段階でご満足いただける状態になると考えています。
あと,多いのはドラゴンに関するご意見で,「ドラゴンで,もっとこんなことをしてみたい」「連れて歩きながら育成することはできないのか」という要望をいただいています。こちらは開発と前向きに検討を進めているところです。
4Gamer:
現状ですと「ドラゴンポスト」に預けて育成することが多いようですから,連れ歩きたいという声が出るのも分かります。
藤山氏:
開発元とも毎日コンタクトを取っていまして,お客様からいただいた意見はすべて伝えていますし,「こういう形で実現できないか」という提案も行っています。
4Gamer:
正式サービス開始直後の苦労話などはありますか?
藤山氏:
苦労といえば,特典パッケージのドラゴンがそうですね。
特典パッケージに付属するはずだったドラゴン
4Gamer:
当初公開されていた画像と異なったドラゴンが配布されてしまったという。
藤山氏:
誤ったドラゴンを配布してしまい,皆様にご迷惑をおかけしましたので,お客様には画像と同じレアドラゴンと追加の補償アイテムを付与させていただき,さらに返金をご希望の方には,APボーナス企画にてご購入いただいたAPのうち,未使用となっているAPを全額返金対応させていただきました。皆様に多大なご迷惑をおかけしました。
4Gamer:
「お客様支援企画」など,サポートに力を入れている運営会社という声も聞かれますね。
藤山氏:
私達は以前より,お客様のことを“ユーザー” とは呼ばず“お客様” と呼ばせていただいています。オンラインゲームはサービス業ですので、以前よりもさらにサービスに力を入れています。まだまだ力が足りない部分があると自覚しておりますので,どんどん改善してまいります。
4Gamer:
現時点では,課金アイテムの価格が控えめになっていますよね。ドラゴンとの契約の際に「ドラゴンソウルパワー」ゲージを回復させる「ドラゴンソウルの霊薬」が40円相当,ドラゴンを預ける「ドラゴンポスト」の枠を増やすのが80~640円相当と低価格路線ですが,今後もこの方針を続けていくのでしょうか。
藤山氏:
はい。「Dragon's Prophet」は北米などでもサービスされていますが,他国と比べて日本のアイテムは圧倒的に割安です。一番お得に,気軽に遊べるサービスといっても過言ではありません。実は,ここは悩んだところなのですが,βテストで多くのお客様に遊んでいただけたという手応えもあり,そのまま少しでも多くのお客様に長く遊んでいただきたいと思い,アイテムの価格はできるだけ安くしようということになったんです。
4Gamer:
1キャラクターとドラゴンのアイテム所持枠(リュックおよびバディスロット)が全開放される「スタートアップアイテム受け取りシステム」も印象的でした。
藤山氏:
以前の記事で「かつて『リュックでストレスを感じさせるゲームはもう古い!』とぶち上げていたアエリアさんなら,きっとなんとかしてくれると信じておこう」と書いていただきましたよね。ここはお客様のためにも,何がなんでドラクエ10 rmtも応えるべきだろうと思いました。
コレクション要素が重要なゲームですので,「アイテム所持枠の開放はぜひやるべきだ」ということで,残された時間や,確実に対応できる方法として,いろいろな方法を模索した結果,“開放用のアイテムを配る”という力技で実現しました。お客様からの反響も良かったので現在も継続中ですし,もちろん,今後も続けていく予定です。