PSP用恋愛ADV「1/2 summer+」の発売日が7月18日に決定。予約特典となるグラフィグ「久遠寺 澄空」の最新画像が公開に

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モンスターの捕獲/育成/収集

8月7日のアップデートで実装されるバモンズリーグは,モンスターを捕獲,育成し,ほかのプレイヤーのモンスターと戦わせるコンテンツだ。

 実装後は,冒険中に捕獲スキル用のゲージが溜まるようになるので,これを溜めて使用するとモンスターを捕獲できる。捕獲したモンスターは,自分のキャラクターが冒険していると少しずつ経験値を獲得し,ドラゴンクエストXレベルアップ。装備品やスキルで強化することも可能だ。そして,そうやって手塩にかけたモンスターを,バモンズリーグで戦わせるのである。

 リーグでは勝敗に応じて,自らのレーティングが増減。期間を区切って,好成績を残したプレイヤーに報酬がプレゼントされる予定だという。

 

 メイプルストーリーには現在,ボスも含めて約580種類のモンスターが登場するが,なんとそれらの大半が捕獲可能だという。モンスターを捕まえると図鑑に登録されるので,コレクション要素としても楽しめるだろう。

 ちなみに,モンスターによってベースの強さはまちまちだが,リーグで勝利を収めるには,それよりも育成レベルや装備などが大切とのこと。「俺はメイプルキノコ好きなんだ!」といったこだわりプレイもできそうだ。

 

「プレイヤーがモンスターを持ち寄って戦わせる,新しいタイプのコンテンツです。海外プレイヤーからの高いニーズに応えて開発しました。今回のアップデートの中では特に力を入れて開発したコンテンツで,こDragon Quest 10のモンスター同士の激突が,アップデート名「SPARK」の由来にもなっています」(ベク氏)

 

 

 そのほかSPARKでは,パーティプレイ用コンテンツ「宇宙からの訪問者」や,新エリアの導入,UIの改変なども行なわれる。スクリーンショットと合わせてそれぞれ紹介していこう。

 

宇宙からの訪問者は,レベル200以上のパーティープレイを対象としたコンテンツだ。全5ステージで構成されており,クリアタイムに応じてランクが決定。それにより,経験値ボーナスを獲得できる

 

 

 

レベル180~190ぐらいのキャラクターを対象とした新エリア「黄昏のペリオン」

 

 

 

対象レベル200以上の新エリア「もう1つのアクアロード」

 

 

 

3つのインベントリを1つのショートカットキーで呼び出せるようになったり,スキルレベルを一気に上げられるようになったりと,UI周りが改善される。装備強化や呪文書調合も操作しやすくなるとのこと

 

 

 

メイプルストーリーは12月で日本サービスから10周年

 

 メイプルストーリーは2013年12月に,日本国内のサービス開始から10周年を迎える。オープンβテストが開始されたのは2003年8月のことなので,その頃にプレイしていた人であれば,本作に触れてからもうすぐ10年ということにもなるだろう。今回の取材では,そんな本作について,いくつか開発陣に聞いてみたので,最後にミニインタビューを掲載したい。

 

4Gamer:

 今年でメイプルストーリーは日本サービス10周年を迎えますが,これまでのサービスを振り返っての感想はいかがですか。

 

Nexon Maple Story開発チーム 室長 ベク・ドゥサン氏

ベク・ドゥサン氏(以下,ベク氏):

 感無量です。またそれと同時に,これからさらにメイプルストーリーを10年,20年と続けていくための出発点に立っていると実感しています。プレイヤーの皆さんからの期待に応えられるよう,あらためて気を引き締めて開発・サービスに取り組んでいきたいです。

 

4Gamer:

 長い歴史のあるメイプルストーリーは,ネクソンという会社にとって,どういった存在なのでしょうか。

 

ベク氏:

 ネクソンは,今では韓国有数のオンラインゲームメーカーとして知れ渡っていますが,それはメイプルストーリーのおかげだと思っています。数多くのタイトルを展開している現在になっても,メイプルストーリーが重要なタイトルということは変わりません。ですから今回もこうやって,SPARKアップデートを行なえるような,開発リソースが投入されているわけです。

 

4Gamer:

 日本,韓国に限らず,これまでの開発やサービスを振り返って,印象深いエピソードはありますか?

 

ベク氏:

 私は2010年に行なった「BIGBANG」アップデートが忘れられません。ゲーム全体のバランス調整を行ったのですが,そのせいか韓国では復帰したプレイヤーが大勢参加してくれて,サーバーがパンクしかけてしまったんです。開発中はとても苦労しただけに,あそこまで盛り上がってくれて嬉しかったですね。

 

Nexon Maple Story開発チーム 日本チーム長 キム・ヒョンソン氏

キム・ヒョンソン氏(以下,キム氏):

 私は,韓国でレベルキャップを200に拡張した時に,最初に到達したプレイヤーのことが印象に残っています。その人は,お子さんがメイプルストーリーを遊んでいて,最初はそれを手伝うつもりで始めたそうなのですが,気が付いたら本人がどっぷりハマってしまったそうです。その結果,最速でレベル200に到達してしまったのだから,我々もびっくりしました(笑)。

 

4Gamer:

 それはいくらなんでも,ハマりすぎですね(笑)。

 

キム氏:

 韓国で10周年のオフラインイベントを開催した時,その人を招待して,特別賞を授与しました。お子さんは今は大学生とのことで,本当に長い間サービスしているのだということを実感します。

 

4Gamer:

 メイプルストーリーは,どちらかというと低年齢層をターゲットにしたタイトルですが,これだけ長くサービスを続けている以上,新しいプレイヤーを取り入れる必要もありますよね。それにあたって,心掛けていることなどはありますか。

 

ベク氏:

 価値観やトレンドが常に変化し続けているので,アップデートやイベントで,それらに素早く対応することを心掛けています。例えば最近では,スマートフォンが急速に普及しているので,その操作に慣れた人がメイプルストーリーを遊びやすくするために調整するといった具合です。

 

4Gamer:

 SPARKアップデートでUIのリニューアルを行なわれるとのことですが,これもそういった理由からなのでしょうか。

 

ベク氏:

 そうですね。大変ですが,やっておかなければなりません。

 メイプルストーリーは,ゲームエンジンが2Dなので限界を感じることもありますが,歴史が長い分,コンテンツのボリュームがたっぷりあるので,そういった点でこれからも新しいプレイヤーにアピールしていければと思っています。

 

4Gamer:

 それでは最後に,今後のサービスについて意気込みをお願いします。

 

ベク氏:

 正確に言えば日本ではもう少し先になりますが,10年もの間サービスを続けることができ,とても光栄に思っています。これからもメイプルストーリーは,プレイヤーのトレンドやニーズの変化を汲み取り,それに対応させる形でアップデートしていきます。これからも楽しんでもらえると嬉しいです。

 

キム氏:

 これまでの10年間がそうであったように,メDQ10イプルストーリーはこれからもどんどん進化していきます。どういった進化を遂げるのかは,皆様のご要望次第になりますが,そういった意味では,10年後のメイプルストーリーがどういったオンラインゲームになっているのか,自分でもワクワクしています。

 

4Gamer:

 本日はありがとうございました。